「ことのは」は盛岡みなみ教会が地域に配布しているニュースレターです。
「ことのは」とは言葉という意味です。
神さまのことばである聖書を、
普段の生活と結びつけて読んで頂ける様に
との祈りをこめています。

もどかしさの中にある宝
2009年9月1日
「開く、読む、進む」
◆春から幼稚園へ行き始めた 4歳の長女がいつの間にか、字を読むようになりました。今までは多くの事を親である私たちが直接教えてきたつもりですが、週日の数時間、親元を離れている間に、字を読むという格別な賜物を与えられているのだと、妻と一緒に驚き、あきれ、喜んでいる毎日です。
とは言っても、その読む速度、精度はかわいいもの。まだ小さい「っ」とか「ょ」がスムーズに読めないので、「くつついた」、「きようは」などとなるのです。先日は、私が「せんたっき」と発音すると、めざとく絵本にある字との違いをみつけて「ねえ、ちゃんとせんたくきって言った?」と確認と訂正をせがむのです。だから、今、我が家では「せんたくき」、「ぞうさん」、「おおかみ」など字そのままに読む声が響いています。
「私の姿そのものだ」
◆最初は、娘の読み方やその速度、また私の読み聞かせが訂正されることにもどかしさを覚えていたのですが、ふと考えるととても大事なことを教えられているのだと思うようになりました。それは、私は字だけを読み飛ばしたり、言い換えたりしているのではないことに気づいたからです。
実のところ私は、普段から、いとも容易く隣にいる人(その多くは妻なのですが)の悲しみを見過ごしたり、 気持ちを分かろうとしないで読み飛ばすように接したり、その間違いをすぐに指摘したり、あるいは自分のやっていることを押し付けたりしている人間なのだなあ・・・・・・娘からもどかしさのレッスンをつけてもらっているうちに、そんな自らの姿をしっかり見なさいと言われている気持ちになったのです。
今の私は、自分のためにも、自分とかかわってくれる人のためにも、読み飛ばさずに「せんたくき!」といつも言える者になりたいと願っています。
