日本同盟キリスト教団 盛岡みなみ教会

三日牧師

盛岡みなみ教会の牧師・大塚史明と
妻の朗美による日記です。
ここをご覧くだされば牧師や教会なんて別世界
というようなイメージは払拭されることでしょう。
どうぞ楽しんでください。

牧師・大塚史明、妻・朗美、娘・恵連、協音

「個と場の違い」

1205 2020.11.3

最近、日本人であるとはどういうことか?を教えてくれる書籍を手に取るようになりました。これまで無意識に自分は「日本人」とか「日本国籍」を持つ者と思って生きてきましたが、社会学者の古市さんの発言や書物にふれてから、今まで当たり前と思ってきた日本人であるということについて、問い直してみたい気になったからです。

先日は世間学の本を掲載しましたが、今回は「すみません」から日本人のタテマエや日本語の意味の豊かさ(複雑さ)を解析してくれている書物です。日本で「正論」が受け入れられない理由は、立場やメンツを保つことを大事にしてきたその「場」が覆されること。また、日本では「個」に対する責任を問うことよりも、「場」が和やかにされることの方を大事にすること。これらだけでも、自分の言動や心の動きがどのように形成されてきたのか教えられました。
そのため、国会等でいきなり「あなたの責任ではないのですか」と追及しても「政府としては?」などとかわされてしまうのは、これまでとことん「場」が主導権をもっていて、「個」による主張でやり合わないからなんだなあと、ラジオでの国会中継を聞きながら感じていた違和感やもどかしさを解いてくれるものとなりました。色々な知識や視点を書籍からいただくことによって、日本や場や個が違って見えてくるのもありがたいことです。

個と場の違い

▲ このページの先頭へ

「世間からの解放」

1204 2020.10.29

新型ウィルスやネット社会が示す警告に「誹謗中傷のひどさ」が挙げられます。有名人の自死の理由や原因を追究したり、事件事故の加害者を執拗に追いかけ住所や経歴、写真がさらされる暴走を目にします。今月、県立図書館からお借りして「加害者家族バッシング」(佐藤直樹、現代書館、2020年)という本を読みました。これは「世間学」という研究に基づいて鋭い考察がなされ、大変有益でしたので、ここで分かち合います。

日本に住む者は「世間」という特有な現象・幻想・縛りの中で生きなければなりません。子どものころから「世間に恥ずかしくないように」「そんなことをしたら怒られるよ」「みなと同じようにしなさい」と教えこまれてきました。西欧では「個人と社会」が確立していて、日本独特の人的関係である「世間」「家」は存在しないそうです。たとえば、これは事件の加害者に対する反応、バッシングに顕著です。西欧では、加害者家族のケアやサークルが発達し、それこそ社会からも認知されているのに対し、日本では「加害者家族も謝れ」「犯罪者を育てた親も反省せよ」「殺人鬼の子どもを入学させるな」と強い圧力、攻撃や論調、情報が蔓延します。これが「世間」なのです。法だけで見れば、罪を犯した本人がさばかれ、償うことがすべてです。西欧ではこの考えが浸透しているので、執拗な加害者バッシングは起きません。対して、日本ではたとえ法で犯罪者がさばかれたとしても、「世間が許さない」のです。社会を動かす原理が法であるのか、世間であるのかの違いがここにあります。日本では世間が社会を動かしているため、人を生きづらく窮屈に委縮させ、自己肯定感の低さをもたらす要因となっています。世間の目は「同調圧力」とも表現され、「みなと同じでなければならない」「みながこのように求めている」と強いプレッシャーとなり、人を精神的に追い詰めます。殺人率では超安全な国である日本が、家族間の殺人、無理心中では突出している点や、自殺率では世界18位であるのもはどうしてでしょうか?モノや教育、医療制度はこんなにも豊かであるのに、自殺率が高いのは「世間」や「同調圧力」と無関係とは思えません。あなたは世間から見られ、同調圧力を受け、それに答えるために生きているのではなく、神の前に生きている者です。世間から解放され、されどしっかり神の前に生きる軸を持つ。これほどさわやかな指針はありませんね。

世間からの解放

▲ このページの先頭へ

「ヘルシー、いや減るし?メニューのご紹介」

1203 2020.10.20

食欲の秋です。
個人的にはこの5月から食事に関する自制をしてマイナス2桁(10キロ!)のダイエットに成功しました。
今は、それを維持しながら心地よく過ごしています。
砂糖入りのお菓子やドカ食いは「その一度」と意識をしないと、ズルズルと続けてしまうので、常に意識を確かにしておくことが必要です。

そんな折、トレーニング愛好家が好むメニューを発見。
通称その見た目から「沼」とか「セメント」とされる炊飯器レシピです。
作り方はいたって簡単で!
米1合
水1リットル
あとは鶏肉、
好きな野菜(おくら、にんじん、大根、ほうれん草、ごぼう、レタス、ブロッコリーなどなど!)を重ね入れ、
お好みの味(和風だし、トマト缶、カレールー、コンソメ、クリームシチューのルー、中華だしなど)を加え
スイッチを押すだけ。
※米1合の場合は5合炊き炊飯器で。2合の場合は10合炊き炊飯器で。
 そうしないと溢れます。

水量が多いため、2時間ほど見ておくのが無難ですが、見事に炊き上がり、おいしくいただけます。急ぐときは早炊きでも大丈夫(1時間半ぐらい)。

お米の膨らむこと膨らむこと!!
1合のお米と冷蔵庫にある食材を放り込むだけ。
2人で一食プラスアルファくらいの量が確保できます。それでいて高たんぱく、低カロリー、超ヘルシーに体重減るしー?。

ぜひ、ご賞味あれ。

ヘルシー、いや減るし?メニューのご紹介

ヘルシー、いや減るし?メニューのご紹介

▲ このページの先頭へ

「もっと、読書の秋」

1202 2020.10.13

新型ウィルスは世界を一変させました。
マスク、手洗い、消毒、互いの距離、移動や外食といった生活様式の変化もさることながら、自粛警察、誹謗中傷といった精神面での負担や生きづらさの増大、学校教育や家庭環境、職業選択といった人生設計にかかわることにも多大な影響を与えています。本屋や図書館でもこれらに関わるものが新刊されていますし、テレビやラジオも感染者数や暗い面などが洪水のように報道され、気がめいる一方です。

そんな中、再注目されているのが「対モノ」です。人と人の関わりや接触が制限され、陰鬱とした雰囲気に囲まれる生活が続く中、いかに「モノ」と上手に付き合うか、向き合うかがこの時とこれからを健やかに生きる鍵となるのです。解剖学者の養老孟司氏は「バカの壁」がベストセラ―となりましたが、昆虫マニアとしても有名です。今だから「モノに熱中しよう」と薦めています。「ヒト?ヒト」の接触は遮断されても、「ヒト?モノ」は禁じられません。人間はモノとも上手に付き合うことで生きがいを養うことができる再発見を提言しています。その「モノ」がスマホやゲームであれば豊かな情緒や考え、発見する喜び、五感で味わう感動は皆無です。だから、ぜひ生きもの、植物との関りを持とう、というわけです。

もう一つは「読書」です。これは数学者の藤原元彦氏が薦めています。彼は数学者でありながら文章も本当に面白く、「国家の品格」がベストセラーにもなりました。彼が読書を薦めるのは、それによって教養と大局観が養われるからです。教養とは、ちょっといいなというアイデア(tips)とかその場しのぎの知恵ではありません。目の前であれこれからのことであれ、必ず襲ってくる無理難題から逃げず、受けとめ、考えていく力のことです。その時の感情や付け焼刃的なhowtoでは到底太刀打ちできません。洪水に飲み込まれておしまいです。そうではなく、その逆流の中で立ち向かえる船・舟が教養です。
また、大局観も時流に飲み込まれず、悲観的になりすぎず、物事を大枠で見て対処することのできる大事な素地です。
これはテレビを見続けても絶対に身に付きません。ゲームをクリアしてもそれを他に活かすことはできないでしょう。
しかし、読書はその本を読んだことのみならず、その後の思考、行動に必ず良い影響を与えるものとなります。これが教養であり、大局観です。よい「モノ」を選び、思う存分没頭し、時間を割きましょう。それが、この感染症騒動後の人生の基礎体力となるからです。

(と言いながら、画像は今週いただいた食欲の秋満載の膳です)

もっと、読書の秋

▲ このページの先頭へ

「紙をめくる」

1201 2020.10.4

父の影響を受けたか、受けなかったか分かりませんが、私は本が好きです。キンドルなるものも旅先には良いぞと所有していますが、「紙の本」には到底まさりません。かさばらないとか、どこでもすぐ読めるということが第一ではなく、手触り、持ち運び、ページをめくるという所作を含めて読書するものだと感じているからです。そして、自分の縛りとしては「古書で100円」を課して、出先でちょこちょこと探し求めています。そうなるとおおよそは文庫本になるので、少しブームや話題が去ったころに手に取ることになるのですが、読書は時空も超えますので、良いものはいつになっても良いを実感することとなります。ああ、色々書きたいことがあふれてしまうのですが、写真の本へ。

作者と「史」の字がかぶっているという理由で、以前から気になっていた男性作家。小野寺史宣の文庫本を100円で見つけ、小走りでレジへ向かいました。何気ない日常や人の内側にある狂気、言葉の辛辣さとそれがどんな感情で言っているのかに興味を駆り立てる筆・・・実際に音がなったり、心がざわついたりするのも読書と文字の体験ですね。ぜひ、見かけたら手に取ってあげてください。そしてページをめくり、新たな旅へご一緒しましょう!

紙をめくる

紙をめくる

▲ このページの先頭へ

「自転車とカメラと次女」

1200 2020.8.24

この夏は、次女と自転車で出かける機会を多く持ちました。
盛岡の良いところは、街も自然も「近くにある」こと。
冬場であればスキー場へもその日の天候を見て決められます。
そしてこの夏は体力もついた次女といい感じに体力が均衡しつつある私とのコンビでサイクリング熱が沸騰。
初めは普段の買い物から、徐々に距離を伸ばして先日は自宅から小岩井駅までの往復30キロ超の小旅行へ。それぞれに水筒とカメラを持って駆け出しました。自転車では思いのまま休憩できますし、車では入れない道や景色を味わうことができます。時にそれが行き止まりだったとしても、難なく引き返し、次同じ道で誤ることがなくなります。

カメラでは秋田新幹線が単線で通過するので絶好のチャンスとなります。
何度も失敗しながら、次の列車を待つのも、普段とは違った時間の過ごし方。

途中のご飯はおいしく、帰宅してからの土産話、日焼けの顔、そして撮影したデータを眺めながら、楽しく次の計画を立てる。
私にとっては贅沢な幸せをいただいています。
いつか、自転車でも追い越され、先導されるのかな・・・

自転車とカメラと次女

自転車とカメラと次女

▲ このページの先頭へ

「盛岡名物」

1199 2020.8.15

子どもたちはステイホームの長い夏休み。
いろいろと予定を立てて遊んだり出かけたりしたい子どもたちも、家の中にいる時間が長く、
その分、3食の食事も伴う日々ですね。

毎日3食の献立もだんだんとネタ切れになってくるし、飽きてくるし、暑いので料理意欲も弱るし・・・・。

そんな中、先日の我が家の昼食は盛岡名物の「盛岡冷麺」でした。
韓国の冷麺とは粉が異なり、でんぷん粉で作られた白っぽい半透明な麺で、お腹にもしっかりたまるものです。
スープは冷たい牛カルビスープ。
これに大根のカクテキキムチを好きなだけ入れて食べるのが主流。

もちろんインスタントの麺を購入してきました。
いつもはお土産として買うことが多く、自分で作って食べる機会は少なかったのですが、
いろいろな具材(肉、ねぎ、卵、わかめなど)をトッピングして、なかなかおいしかったです。

写真に麺の様子がなくて残念(-_-)

最近は盛岡冷麺でも「レモン冷麺」「梅しそ冷麺」「坦々冷麺」などが出ていて、そちらもいつか試してみたいなと思っています。
冬には「もりおか温麺」が塩温麺でこれまた非常に美味しいので、お試しあれです。

ぜひ、長い夏休みの食事メニューでアイディアがありましたら、教えてください。
皆様も心身、神様の手の中で守られますように。

盛岡名物

盛岡名物

▲ このページの先頭へ

「こども食堂再開はテイクアウト弁当♪」

1198 2020.7.13

盛岡みなみ教会主催のこども食堂「せいなん」は、
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、行政からもたくさんのガイドラインが次々と届き、3月〜5月までお休みをしていました。

6月よりようやく再開しましたが、
毎月2回を1回にし、まだ三密を避けるため、テイクアウト(持ち帰り)お弁当として提供いたしました。

数ヶ月ぶりの再開。しかもお弁当で、申し込み状況はどうなるかドキドキでしたが、あっという間に限定数50食いっぱいとなりました。
また、調理ボランティアの皆様も、再開を楽しみに待っていてくださり、駆けつけてくださいました。

盛岡中央卸市場から野菜やくだもの(さくらんぼ!)をどっさり提供いただきました。
そのほかからもデザートになるゼリーやラスクなども寄付があり、調理に必要なもののために寄付金もいただきました。本当にあちこちから助けられた再開で感激いっぱいでした。

食事の提供は数年行って参りましたが、お弁当の提供は初めての体験!
お弁当容器はひと月前に寄付をいただき感謝でした。
その容器にどれだけのものをどのように入れるか、栄養、彩り、分量などとても悩みました。
行政からのガイドラインに沿って、生ものや火の通りが確認しにくいものは避け、大人もこどもも食べやすいものを考えました。
お弁当には7種類のものをたっぷり作って入れましたが、実際に入れてみるとまだ隙間があったり、味が濃かったりで次回からの反省にもなりました。

「ストップコロナ」のトラクトや、聖書の聖句を入れたぬり絵(大人用、こども用)をお弁当と一緒に入れてお渡しすることができました。

お弁当を食べたご家庭からは、
「おいしかった」「夕飯を作らなくて済んだから助かります」「早くみんなとテーブルを囲んで食べたいと子どもたちが楽しみにしています」などの感想をいただきました。

私たちも早くテーブルを囲んでのスタイルに戻れるよう、祈りながら見極めながら行って参ります。

7月もあっという間に申し込みがいっぱいになりました。感謝です。
8月は25日に開催します。
テイクアウト 弁当スタイルで行う予定です。

お弁当に入れる野菜(生もの以外)や惣菜のアイディアを募集しています。
ぜひお寄せください。

こども食堂再開はテイクアウト弁当♪

こども食堂再開はテイクアウト弁当♪

▲ このページの先頭へ

「日常、恵みに恵まれて」

1197 2020.5.24

新型ウィルスの影響が個人にも社会にも、日本にも世界全体にも広がっています。また普段の努力にもかかわらず、ウィルスの脅威は根を張るように終息が見えないような気もしますね。皆様の心と体の健康が守られますように。
けれども、やはりこの時期に私たちは人間の微力さ、万能ではないこと、自制心との戦いなどなど問われることもたくさんあります。そして、それを考え、答えを探りながら、歩んでいく存在だとも思わされます。これまでの当たり前だと思っていた事柄が実は、神さまの守りゆえに成り立っていたこと、これまで「もっとこうなったら」と思っていたことが、実は欲やかなわなくてもよい無意味な贅沢だったりすることにも気づきます。

今の日常、いかがお過ごしでしょうか。今できること、許されていることに神さまの恵みの計らいがあることを知ると、なんともうれしく、平安に満たされます。私の場合は、それが落ち着いて仕事をすることや妻や家族と過ごすとき精神的にも余裕が持てていること、詰めすぎない、動きすぎないことから本来のリズムを習っている・・・こういうことをかみしめるようになりました。
たまにまとめてするコーヒー焙煎、お手頃なものを注文したらベトナム産でした。これも初めての豆です。そして、ベトナムのウィルス対策や取り組みの立派さもニュースで知り、遠い国にも尊敬や親しみを感じて味わる機会ともなっています。これも今までは急ぎすぎて、考えることをせず、気づくことのなかった思索です。

日常は恵みに恵まれていること。それをかみしめたいこの頃、いやこれからです。

日常、恵みに恵まれて

▲ このページの先頭へ

「ライブ配信」

1196 2020.5.4

岩手県は未だ新型コロナウィルス発症ゼロとはいうものの時間の問題。
学校は29日〜5月6日まで休校となり、大人にとっても職場で休日の外出は自粛する要請が出ているところもあります。
大型ショッピングモールやパチンコ店、カラオケ店、バイキングレストランなどは営業を休止しています。

盛岡みなみ教会での日曜礼拝は通常通り行っておりますが(椅子の間隔を空け、マスク着用必須、会堂へ入る前に手のアルコール除菌必須)、集うのが不安な方や、職場から外出自粛が要請されている方々も共に礼拝をささげられるよう、礼拝をライブで配信しました。

ライブ配信において礼拝をささげる際の心得をはじめに説明しております。
・たとえ自宅でも身だしなみやテーブル環境を整えよう。
・テレビや携帯の電源をオフにして礼拝の画面のみを使うこと。
・飲食を控えよう。
・体の姿勢も礼拝にふさわしくしよう。(寝そべったりソファーに足をのばしたりしない)
・メッセージを書きとめよう。
・献金は封筒に取り分けておき、教会へ行けたときにまとめてささげましょう。

教会に集った方々は通常より少ないものの、それでも一緒に礼拝できることは恵みの時間でした。
そして、ライブ配信では、普段なかなか来られない方や、お子さんの体調が悪くて来られなかった方、遠方の方も参加でき、不思議な繋がりとなる機会になっていると感じました。

ライブ配信はメリットデメリットありますが、さらに多くの方々と共に礼拝する機会にもなり、心強くされて、この大変な時期を共に祈りつつ、乗り越えていきたいものだと思いました。

岩手はまだ恵まれた状況下にありますが、もっともっと大変で礼拝もライブ配信も難しい教会や信者の方々のために、主の助けと守り、逆境の中の平安をお祈りします。

ライブ配信

ライブ配信

▲ このページの先頭へ

盛岡みなみ教会の牧師・大塚史明と妻の朗美による日記です。ここをご覧くだされば牧師や教会なんて別世界というようなイメージは払拭されることでしょう。どうぞ楽しんでください。

個と場の違い

1205 2020.11.3

個と場の違い

最近、日本人であるとはどういうことか?を教えてくれる書籍を手に取るようになりました。これまで無意識に自分は「日本人」とか「日本国籍」を持つ者と思って生きてきましたが、社会学者の古市さんの発言や書物にふれてから、今まで当たり前と思ってきた日本人であるということについて、問い直してみたい気になったからです。

先日は世間学の本を掲載しましたが、今回は「すみません」から日本人のタテマエや日本語の意味の豊かさ(複雑さ)を解析してくれている書物です。日本で「正論」が受け入れられない理由は、立場やメンツを保つことを大事にしてきたその「場」が覆されること。また、日本では「個」に対する責任を問うことよりも、「場」が和やかにされることの方を大事にすること。これらだけでも、自分の言動や心の動きがどのように形成されてきたのか教えられました。
そのため、国会等でいきなり「あなたの責任ではないのですか」と追及しても「政府としては?」などとかわされてしまうのは、これまでとことん「場」が主導権をもっていて、「個」による主張でやり合わないからなんだなあと、ラジオでの国会中継を聞きながら感じていた違和感やもどかしさを解いてくれるものとなりました。色々な知識や視点を書籍からいただくことによって、日本や場や個が違って見えてくるのもありがたいことです。

▲ページの先頭へ

世間からの解放

1204 2020.10.29

世間からの解放

新型ウィルスやネット社会が示す警告に「誹謗中傷のひどさ」が挙げられます。有名人の自死の理由や原因を追究したり、事件事故の加害者を執拗に追いかけ住所や経歴、写真がさらされる暴走を目にします。今月、県立図書館からお借りして「加害者家族バッシング」(佐藤直樹、現代書館、2020年)という本を読みました。これは「世間学」という研究に基づいて鋭い考察がなされ、大変有益でしたので、ここで分かち合います。

日本に住む者は「世間」という特有な現象・幻想・縛りの中で生きなければなりません。子どものころから「世間に恥ずかしくないように」「そんなことをしたら怒られるよ」「みなと同じようにしなさい」と教えこまれてきました。西欧では「個人と社会」が確立していて、日本独特の人的関係である「世間」「家」は存在しないそうです。たとえば、これは事件の加害者に対する反応、バッシングに顕著です。西欧では、加害者家族のケアやサークルが発達し、それこそ社会からも認知されているのに対し、日本では「加害者家族も謝れ」「犯罪者を育てた親も反省せよ」「殺人鬼の子どもを入学させるな」と強い圧力、攻撃や論調、情報が蔓延します。これが「世間」なのです。法だけで見れば、罪を犯した本人がさばかれ、償うことがすべてです。西欧ではこの考えが浸透しているので、執拗な加害者バッシングは起きません。対して、日本ではたとえ法で犯罪者がさばかれたとしても、「世間が許さない」のです。社会を動かす原理が法であるのか、世間であるのかの違いがここにあります。日本では世間が社会を動かしているため、人を生きづらく窮屈に委縮させ、自己肯定感の低さをもたらす要因となっています。世間の目は「同調圧力」とも表現され、「みなと同じでなければならない」「みながこのように求めている」と強いプレッシャーとなり、人を精神的に追い詰めます。殺人率では超安全な国である日本が、家族間の殺人、無理心中では突出している点や、自殺率では世界18位であるのもはどうしてでしょうか?モノや教育、医療制度はこんなにも豊かであるのに、自殺率が高いのは「世間」や「同調圧力」と無関係とは思えません。あなたは世間から見られ、同調圧力を受け、それに答えるために生きているのではなく、神の前に生きている者です。世間から解放され、されどしっかり神の前に生きる軸を持つ。これほどさわやかな指針はありませんね。

▲ページの先頭へ

ヘルシー、いや減るし?メニューのご紹介

1203 2020.10.20

ヘルシー、いや減るし?メニューのご紹介

ヘルシー、いや減るし?メニューのご紹介

食欲の秋です。
個人的にはこの5月から食事に関する自制をしてマイナス2桁(10キロ!)のダイエットに成功しました。
今は、それを維持しながら心地よく過ごしています。
砂糖入りのお菓子やドカ食いは「その一度」と意識をしないと、ズルズルと続けてしまうので、常に意識を確かにしておくことが必要です。

そんな折、トレーニング愛好家が好むメニューを発見。
通称その見た目から「沼」とか「セメント」とされる炊飯器レシピです。
作り方はいたって簡単で!
米1合
水1リットル
あとは鶏肉、
好きな野菜(おくら、にんじん、大根、ほうれん草、ごぼう、レタス、ブロッコリーなどなど!)を重ね入れ、
お好みの味(和風だし、トマト缶、カレールー、コンソメ、クリームシチューのルー、中華だしなど)を加え
スイッチを押すだけ。
※米1合の場合は5合炊き炊飯器で。2合の場合は10合炊き炊飯器で。
 そうしないと溢れます。

水量が多いため、2時間ほど見ておくのが無難ですが、見事に炊き上がり、おいしくいただけます。急ぐときは早炊きでも大丈夫(1時間半ぐらい)。

お米の膨らむこと膨らむこと!!
1合のお米と冷蔵庫にある食材を放り込むだけ。
2人で一食プラスアルファくらいの量が確保できます。それでいて高たんぱく、低カロリー、超ヘルシーに体重減るしー?。

ぜひ、ご賞味あれ。

▲ページの先頭へ

もっと、読書の秋

1202 2020.10.13

もっと、読書の秋

新型ウィルスは世界を一変させました。
マスク、手洗い、消毒、互いの距離、移動や外食といった生活様式の変化もさることながら、自粛警察、誹謗中傷といった精神面での負担や生きづらさの増大、学校教育や家庭環境、職業選択といった人生設計にかかわることにも多大な影響を与えています。本屋や図書館でもこれらに関わるものが新刊されていますし、テレビやラジオも感染者数や暗い面などが洪水のように報道され、気がめいる一方です。

そんな中、再注目されているのが「対モノ」です。人と人の関わりや接触が制限され、陰鬱とした雰囲気に囲まれる生活が続く中、いかに「モノ」と上手に付き合うか、向き合うかがこの時とこれからを健やかに生きる鍵となるのです。解剖学者の養老孟司氏は「バカの壁」がベストセラ―となりましたが、昆虫マニアとしても有名です。今だから「モノに熱中しよう」と薦めています。「ヒト?ヒト」の接触は遮断されても、「ヒト?モノ」は禁じられません。人間はモノとも上手に付き合うことで生きがいを養うことができる再発見を提言しています。その「モノ」がスマホやゲームであれば豊かな情緒や考え、発見する喜び、五感で味わう感動は皆無です。だから、ぜひ生きもの、植物との関りを持とう、というわけです。

もう一つは「読書」です。これは数学者の藤原元彦氏が薦めています。彼は数学者でありながら文章も本当に面白く、「国家の品格」がベストセラーにもなりました。彼が読書を薦めるのは、それによって教養と大局観が養われるからです。教養とは、ちょっといいなというアイデア(tips)とかその場しのぎの知恵ではありません。目の前であれこれからのことであれ、必ず襲ってくる無理難題から逃げず、受けとめ、考えていく力のことです。その時の感情や付け焼刃的なhowtoでは到底太刀打ちできません。洪水に飲み込まれておしまいです。そうではなく、その逆流の中で立ち向かえる船・舟が教養です。
また、大局観も時流に飲み込まれず、悲観的になりすぎず、物事を大枠で見て対処することのできる大事な素地です。
これはテレビを見続けても絶対に身に付きません。ゲームをクリアしてもそれを他に活かすことはできないでしょう。
しかし、読書はその本を読んだことのみならず、その後の思考、行動に必ず良い影響を与えるものとなります。これが教養であり、大局観です。よい「モノ」を選び、思う存分没頭し、時間を割きましょう。それが、この感染症騒動後の人生の基礎体力となるからです。

(と言いながら、画像は今週いただいた食欲の秋満載の膳です)

▲ページの先頭へ

紙をめくる

1201 2020.10.4

紙をめくる

紙をめくる

父の影響を受けたか、受けなかったか分かりませんが、私は本が好きです。キンドルなるものも旅先には良いぞと所有していますが、「紙の本」には到底まさりません。かさばらないとか、どこでもすぐ読めるということが第一ではなく、手触り、持ち運び、ページをめくるという所作を含めて読書するものだと感じているからです。そして、自分の縛りとしては「古書で100円」を課して、出先でちょこちょこと探し求めています。そうなるとおおよそは文庫本になるので、少しブームや話題が去ったころに手に取ることになるのですが、読書は時空も超えますので、良いものはいつになっても良いを実感することとなります。ああ、色々書きたいことがあふれてしまうのですが、写真の本へ。

作者と「史」の字がかぶっているという理由で、以前から気になっていた男性作家。小野寺史宣の文庫本を100円で見つけ、小走りでレジへ向かいました。何気ない日常や人の内側にある狂気、言葉の辛辣さとそれがどんな感情で言っているのかに興味を駆り立てる筆・・・実際に音がなったり、心がざわついたりするのも読書と文字の体験ですね。ぜひ、見かけたら手に取ってあげてください。そしてページをめくり、新たな旅へご一緒しましょう!

▲ページの先頭へ

自転車とカメラと次女

1200 2020.8.24

自転車とカメラと次女

自転車とカメラと次女

この夏は、次女と自転車で出かける機会を多く持ちました。
盛岡の良いところは、街も自然も「近くにある」こと。
冬場であればスキー場へもその日の天候を見て決められます。
そしてこの夏は体力もついた次女といい感じに体力が均衡しつつある私とのコンビでサイクリング熱が沸騰。
初めは普段の買い物から、徐々に距離を伸ばして先日は自宅から小岩井駅までの往復30キロ超の小旅行へ。それぞれに水筒とカメラを持って駆け出しました。自転車では思いのまま休憩できますし、車では入れない道や景色を味わうことができます。時にそれが行き止まりだったとしても、難なく引き返し、次同じ道で誤ることがなくなります。

カメラでは秋田新幹線が単線で通過するので絶好のチャンスとなります。
何度も失敗しながら、次の列車を待つのも、普段とは違った時間の過ごし方。

途中のご飯はおいしく、帰宅してからの土産話、日焼けの顔、そして撮影したデータを眺めながら、楽しく次の計画を立てる。
私にとっては贅沢な幸せをいただいています。
いつか、自転車でも追い越され、先導されるのかな・・・

▲ページの先頭へ

盛岡名物

1199 2020.8.15

盛岡名物

盛岡名物

子どもたちはステイホームの長い夏休み。
いろいろと予定を立てて遊んだり出かけたりしたい子どもたちも、家の中にいる時間が長く、
その分、3食の食事も伴う日々ですね。

毎日3食の献立もだんだんとネタ切れになってくるし、飽きてくるし、暑いので料理意欲も弱るし・・・・。

そんな中、先日の我が家の昼食は盛岡名物の「盛岡冷麺」でした。
韓国の冷麺とは粉が異なり、でんぷん粉で作られた白っぽい半透明な麺で、お腹にもしっかりたまるものです。
スープは冷たい牛カルビスープ。
これに大根のカクテキキムチを好きなだけ入れて食べるのが主流。

もちろんインスタントの麺を購入してきました。
いつもはお土産として買うことが多く、自分で作って食べる機会は少なかったのですが、
いろいろな具材(肉、ねぎ、卵、わかめなど)をトッピングして、なかなかおいしかったです。

写真に麺の様子がなくて残念(-_-)

最近は盛岡冷麺でも「レモン冷麺」「梅しそ冷麺」「坦々冷麺」などが出ていて、そちらもいつか試してみたいなと思っています。
冬には「もりおか温麺」が塩温麺でこれまた非常に美味しいので、お試しあれです。

ぜひ、長い夏休みの食事メニューでアイディアがありましたら、教えてください。
皆様も心身、神様の手の中で守られますように。

▲ページの先頭へ

こども食堂再開はテイクアウト弁当♪

1198 2020.7.13

こども食堂再開はテイクアウト弁当♪

こども食堂再開はテイクアウト弁当♪

盛岡みなみ教会主催のこども食堂「せいなん」は、
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、行政からもたくさんのガイドラインが次々と届き、3月〜5月までお休みをしていました。

6月よりようやく再開しましたが、
毎月2回を1回にし、まだ三密を避けるため、テイクアウト(持ち帰り)お弁当として提供いたしました。

数ヶ月ぶりの再開。しかもお弁当で、申し込み状況はどうなるかドキドキでしたが、あっという間に限定数50食いっぱいとなりました。
また、調理ボランティアの皆様も、再開を楽しみに待っていてくださり、駆けつけてくださいました。

盛岡中央卸市場から野菜やくだもの(さくらんぼ!)をどっさり提供いただきました。
そのほかからもデザートになるゼリーやラスクなども寄付があり、調理に必要なもののために寄付金もいただきました。本当にあちこちから助けられた再開で感激いっぱいでした。

食事の提供は数年行って参りましたが、お弁当の提供は初めての体験!
お弁当容器はひと月前に寄付をいただき感謝でした。
その容器にどれだけのものをどのように入れるか、栄養、彩り、分量などとても悩みました。
行政からのガイドラインに沿って、生ものや火の通りが確認しにくいものは避け、大人もこどもも食べやすいものを考えました。
お弁当には7種類のものをたっぷり作って入れましたが、実際に入れてみるとまだ隙間があったり、味が濃かったりで次回からの反省にもなりました。

「ストップコロナ」のトラクトや、聖書の聖句を入れたぬり絵(大人用、こども用)をお弁当と一緒に入れてお渡しすることができました。

お弁当を食べたご家庭からは、
「おいしかった」「夕飯を作らなくて済んだから助かります」「早くみんなとテーブルを囲んで食べたいと子どもたちが楽しみにしています」などの感想をいただきました。

私たちも早くテーブルを囲んでのスタイルに戻れるよう、祈りながら見極めながら行って参ります。

7月もあっという間に申し込みがいっぱいになりました。感謝です。
8月は25日に開催します。
テイクアウト 弁当スタイルで行う予定です。

お弁当に入れる野菜(生もの以外)や惣菜のアイディアを募集しています。
ぜひお寄せください。

▲ページの先頭へ

日常、恵みに恵まれて

1197 2020.5.24

日常、恵みに恵まれて

新型ウィルスの影響が個人にも社会にも、日本にも世界全体にも広がっています。また普段の努力にもかかわらず、ウィルスの脅威は根を張るように終息が見えないような気もしますね。皆様の心と体の健康が守られますように。
けれども、やはりこの時期に私たちは人間の微力さ、万能ではないこと、自制心との戦いなどなど問われることもたくさんあります。そして、それを考え、答えを探りながら、歩んでいく存在だとも思わされます。これまでの当たり前だと思っていた事柄が実は、神さまの守りゆえに成り立っていたこと、これまで「もっとこうなったら」と思っていたことが、実は欲やかなわなくてもよい無意味な贅沢だったりすることにも気づきます。

今の日常、いかがお過ごしでしょうか。今できること、許されていることに神さまの恵みの計らいがあることを知ると、なんともうれしく、平安に満たされます。私の場合は、それが落ち着いて仕事をすることや妻や家族と過ごすとき精神的にも余裕が持てていること、詰めすぎない、動きすぎないことから本来のリズムを習っている・・・こういうことをかみしめるようになりました。
たまにまとめてするコーヒー焙煎、お手頃なものを注文したらベトナム産でした。これも初めての豆です。そして、ベトナムのウィルス対策や取り組みの立派さもニュースで知り、遠い国にも尊敬や親しみを感じて味わる機会ともなっています。これも今までは急ぎすぎて、考えることをせず、気づくことのなかった思索です。

日常は恵みに恵まれていること。それをかみしめたいこの頃、いやこれからです。

▲ページの先頭へ

ライブ配信

1196 2020.5.4

ライブ配信

ライブ配信

岩手県は未だ新型コロナウィルス発症ゼロとはいうものの時間の問題。
学校は29日〜5月6日まで休校となり、大人にとっても職場で休日の外出は自粛する要請が出ているところもあります。
大型ショッピングモールやパチンコ店、カラオケ店、バイキングレストランなどは営業を休止しています。

盛岡みなみ教会での日曜礼拝は通常通り行っておりますが(椅子の間隔を空け、マスク着用必須、会堂へ入る前に手のアルコール除菌必須)、集うのが不安な方や、職場から外出自粛が要請されている方々も共に礼拝をささげられるよう、礼拝をライブで配信しました。

ライブ配信において礼拝をささげる際の心得をはじめに説明しております。
・たとえ自宅でも身だしなみやテーブル環境を整えよう。
・テレビや携帯の電源をオフにして礼拝の画面のみを使うこと。
・飲食を控えよう。
・体の姿勢も礼拝にふさわしくしよう。(寝そべったりソファーに足をのばしたりしない)
・メッセージを書きとめよう。
・献金は封筒に取り分けておき、教会へ行けたときにまとめてささげましょう。

教会に集った方々は通常より少ないものの、それでも一緒に礼拝できることは恵みの時間でした。
そして、ライブ配信では、普段なかなか来られない方や、お子さんの体調が悪くて来られなかった方、遠方の方も参加でき、不思議な繋がりとなる機会になっていると感じました。

ライブ配信はメリットデメリットありますが、さらに多くの方々と共に礼拝する機会にもなり、心強くされて、この大変な時期を共に祈りつつ、乗り越えていきたいものだと思いました。

岩手はまだ恵まれた状況下にありますが、もっともっと大変で礼拝もライブ配信も難しい教会や信者の方々のために、主の助けと守り、逆境の中の平安をお祈りします。

▲ページの先頭へ